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編集ノート

リブランドは告白である

2026年10月18日Ren Arakawa

Apple Musicのアイコンが一晩で変わっていた。一週間留守にした家で家具の位置が変わっているときのように――壊れたわけではないのに、指先がいきなり見知らぬものに触れる感覚だった。新しいグラデーションを一分近く見つめて、間違ったアプリを渡されたのではないと確かめた。

そういうリブランドは、すでにその名前を信頼している人のためにはまず行われない。会社がまだ自分を知らないと恐れている人たち、あるいはもっと悪いことに、知っていると思い込んで誤解している人たちのために行われる。リブランドとは、誰を恐れているかの告白を、みんなへの贈り物のように装ったものだ。

Creative Bloqは新しいマークを「惨め」と呼び、メッセージが揺れていると書いた。ミニマリズムを謝りながら、それでも頑なにミニマルであろうとするロゴに対しては、まさに正しい指摘だ。旧アイコンは「つまらなくいられる」だけの自信があった。新しいほうは、どの取材でも自分を説明しなければ落ち着かないほど不安げで、説明を必要とするマークは、描き直して勝ちたかった議論に、もう負けている。

同じ週に出たVectorの新しいロゴタイプ(シュトゥットガルト発)と比べてみる。Vectorは4500人を抱えるソフトウェア企業で、公平かどうかは別として、長らく自動車業界の裏方として読まれてきた。Zeichen & Wunderは、字画のあいだに空気をもっと含ませ、ベースラインをゆるめた文字を与えた――本当に勝てると思っている商談の前に、襟元のボタンを外す人の、組版版だ。より美しいマークというわけではない。より恥じていないマークなのだ。

いま私が色やカーニングより先に見るのは、そこだ。リデザインは会社自身の歴史から目をそらしているのか、それとも、すでに向かっている場所に合わせて服を着替えているだけなのか。このふたつのマークのうち、一方は謝っている。もう一方は、ただ自分自身に追いついただけだ。

私は一週間、両方のアイコンをスマートフォンに並べて開いたままにしておいた。同じ手紙の二つの草稿を机に並べて、どちらを実際に封をして送るか確かめるときのように。すでに投函されたように見えたのは、片方だけだった。

荒川蓮は足立区の荒川沿いで育ち、銀座のデザイン事務所で5年間ロゴを引いたのち、字を詰めるより字について書くほうが面白いと気づいた。駅の看板、米袋、レシート——東京を一枚の組版として読む。神田の印刷所の二階でHakkenを編集している。